食料自給率は39% 胃袋の6割を輸入に頼っているのです
日本の食料自給率は、農林水産省が「食料・農業・農村白書」(イラスト入りのジュニア白書もホームページで公開されています)の中で、毎年発表しています。平成23年度の自給率(カロリーベース)は39%です。ここ数年続けて同じです。1965年には73%もありました。主な原因は、食生活の変化で、米の消費が減り、代わりに畜産物や油脂類でカロリーを摂るようになったからです。さらに近年は、経済のグローバル化やデフレを背景に外食産業などが安価な輸入食材に頼ることも原因です。
諸外国の2007年カロリーベースによる食糧自給率をみると、オーストラリアは173%、カナダは168%、アメリカ、フランスなどは100%を大きく上回っており、日本は主要先進国のなかで最低水準になっています。