謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
組合員・府民の皆様におかれましては、ご家族お揃いでお健やかに新年をお迎えのことと、お喜び申しあげます。
さて、日本の農業をとりまく情勢はめまぐるしく変化しています。TPPについては、米国の次期大統領がTPPからの脱退を表明するなど、不透明感が増す一方、日欧EPA交渉において一部農産物でTPPを超える水準を迫られており、動向を見極めなければなりません。
また、一昨年の都市農業振興基本法の施行に引き続き、昨年、都市農業振興基本計画が閣議決定されました。都市農業を営む農業者が安心してやりがいを持って農業経営に取り組み、都市農業・農地の持つ多様な機能が発揮され、将来に引き継がれる府内農地の維持・農業継続のための取り組みを目指してまいります。
JAグループ大阪では、農業改革、農業改革における環境変化を見通し『未来に夢あるJAの創造』をスローガンに、「地域農業の振興」「地域の活性化」「健全なJA経営」「府民理解の醸成に向けた広報活動」の4つを軸としてJA自己改革の実践に取り組んでいます。「農」を基軸に地域に根ざしたJAとして、JAの事業活動を通して組合員・地域住民との絆を深め、豊かな地域社会の構築に貢献します。そして、消費者と生産者が共存できる大阪農業の発展と都市農業の理解に最大限の努力を尽くします。
結びに、本年も皆様方にとって、ご健勝で素晴らしい年でありますことを、心よりご祈念申しあげ、新年のご挨拶とさせていただきます。